京都府は亀岡市のJR亀岡駅近くにおよそ2万5000人収容の球技専用スタジアムを建設する計画で、早ければ来年度から建設工事を始めることにしています。

この計画について、WWF=世界自然保護基金の日本支部はこのほど、建設予定地周辺には国の天然記念物で、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている「アユモドキ」が生息していて、建設を進めれば、アユモドキの生存を脅かすおそれがあるとして、計画の見直しを求める要望書を京都府と亀岡市に提出しました。スタジアム建設をめぐっては、これまでにも日本魚類学会など様々な自然保護団体から計画の見直しを求める要望が寄せられています。
 
これに対し京都府と亀岡市の担当者は、「アユモドキへの影響については現在、調査中で、専門家の意見などを聞いてアユモドキと共存できるスタジアムを目指したい」としています。

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