京都府は25日までにサッカーなどの球技専用スタジアムを亀岡市に建設する方針を固め、山田啓二知事は26日の府議会で方針を明らかにした。亀岡に決めた理由に、重点候補地に残っていた京都市と城陽市を含めた3市の中で基盤工事費が最も安く、交通の利便性が高いことを上げた。早くて2016年度~17年の完成を目指すという。
京都市右京区には京都サンガが本拠地としている西京極競技場があるが、陸上用トラックがサッカーフィールドと客席との間にあるため臨場感に欠けることや、交通の利便性が悪いことなどを理由に専用スタジアム建設の要求が高まっていた。
決まった亀岡市の建設予定地は、JR亀岡駅から徒歩5分にある約12・8ヘクタールの水田。建設費の見込みは100億円程度。用地がスムーズに収得できるか懸念されていたが、「京都・亀岡に大規模スポーツ施設を誘致する会」によれば、すでに地権者たちとの話がまとまっており問題ないという。
京都サンガがホームとして使う方向で府との交渉を行っている。