京都府が亀岡市に計画する球技専用スタジアム建設の是非をめぐり、同市の住民グループ「亀岡みらいつくり隊」は8日、住民投票条例の制定を求め、栗山正隆市長に直接請求した。栗山市長は20日以内に条例案を市議会に提出する。

同隊の向井弓子共同代表(59)が、法定数1485人分の倍以上となる3073人分の有効署名と条例案を市に提出した。同隊が作成した条例案は「JR亀岡駅北側に誘致された府の球技場のための用地無償提供について、住民の意思を明らかにすることを目的とする」と住民投票の狙いを規定している。

提出後に会見した向井共同代表は「治水と希少種の保護という面で難しい場所であるあの用地を、それも無償で府に提供するという市のやり方をよしとするのかどうか。広く市民で考える機会にしたい」と話した。
栗山市長は条例案に意見を付けて市議会に提案する。25日開会予定の12月定例会に提案される見込み。

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