亀岡市は大飯原発をはじめとする福井県若狭湾の原発群にも近く、
もしものことが起こった場合を想定して置かなくてはならない位置にあります。

亀岡市が被災したときに、私たちは何ができるでしょう?
まちは市民を守ってくれるでしょうか?

だけど、原発から30km圏内の亀岡市は市民のための防災計画策定の義務がありません。
自分たちでできること、みんなでできること、行政に求めていくべきことを考えましょう。

講師紹介

守田敏也さん

同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、社会問題全般に関する研究を進めている。東日本大震災以降は原発事故の取材と放射線防護に専念。2012年3月に物理学者の矢ヶ﨑克馬氏とともに岩波ブックレットから『内部被曝』を上梓。
現在、篠山市原子力災害対策検討委員会委員。

2月26日~3月21日までベラルーシ、ドイツ、トルコを訪問

日時 2014年4月27日(日)13時30分~15時30分
場所 ガレリアかめおか 2F研修室
定員 30名(当日参加歓迎・定員オーバーの場合、申込者優先)
参加費 カンパ制

ご報告

「亀岡市の原発防災計画」 守田敏也さん講演会

日時:2014年4月27日(日)13時30分~15時30分
場所:ガレリアかめおか 2F研修室
定員:30名(当日参加歓迎・定員オーバーの場合、申込者優先)
参加費:カンパ制

参加者のご感想

「亀岡市の原発防災計画」 守田敏也さん講演会

日時:2014年4月27日(日)13時30分~15時30分
場所:ガレリアかめおか 2F研修室
定員:30名(当日参加歓迎・定員オーバーの場合、申込者優先)
参加費:カンパ制

もしもの原発事故、私たちの住むところはどうなるのか?
参加していただいたみなさんに、守田さんのお話から様々な思いを感想としていただきました。

もっとたくさんの人にお話をきいてほしいです。知らないから動かない。それではいけないです。(50代)

わかりやすくてよかった。内部被曝についてもっと知りたい。(50代)

具体的で大変勉強になりました。(40代)

想定外だからと安心せずに自分で判断して動くことだと必要だと改めて思った。災害時に避難を遅らせる倍を巣を心に留める。原発だけでなく災害全般について考えるのが大切。(50代)

国が私たちを守ってくれないことが明白となりつつある今、完璧な避難計画はないとしても、私たちは行政主導ではなく避難や危険について、考えなければならないこと、関東・東北の人々を支える必要があること、今日から自分ができること、用意などなど・・・とても広い視野で前向きなお話と受け止めました。たくさん吸収して、まず自分一人で取り組むこと、地域でどのように広げるか、頭の中はまとまらずに降りますが前進んできるようにしたいです。ありがとうございました。(30代)

とてもわかりやすく話して下さった(具体的な話でよかった)危機感をもつこと、自己判断能力を高めて行くことの大切さを感じた(50代)

具体的ですぐにできそうな提案もあって勉強になりました。他県の人と避難協定を結んでおくとよい、事故後2週間の高濃度汚染期間に避難することがすごく大事である、放射能が飛散した場合の外出時の対策は花粉症対策と似ている、そして最近のPM2.5 の危険性なども知ることができ、ありがたかったです。推薦の本はすぐに読んでみようと思います。(40代)

具体的な内容だったので、自分が今日から取り組めることが見えてきました。また、原発防災に限らず起こりうる心理的バイアスや人間の想定による計画の限界に注意すべきことがわかりました。(30代)

以下のような具体的なご意見も参加者のご感想としていただけました。

・原発防災に感心のない人にいかに伝えていくかが課題としてあると思いましたが、お話のなかでおっしゃたように防災全体の中に原発防災も含めていくことで問題の共有ができると思いました。それはひいては脱原発につなげていけると思う。

・今回のテーマから離れるため東京オリンピックの問題点は割愛されましたが聞いてみたいとおもいます。

・みのもんたさん東京オリンピックに反対されていたこと大変驚きました。マスメディアがいかに操作されてるかを端的に表していると思います。

・今回のお話の中で最も印象に残っているのが、釜石の奇跡です。私も率先して逃げ、周りの誰かを救える行動を取っていこうと胸に刻みました。

・同調性バイアスが働く災害心理を、考え、 普段から、まず「自分が率先して避難する」という行動に変えることで、他の人も逃げやすくなる同調性が働くということ。火災報知機が鳴っても、つい「大丈夫だろう・誤報かもしれない」と 思い込んでしまう自分に、正常性バイアスがかかってしまっているな、と気づかされました。

・ハザードマップの危険地域外の人がむしろ逃げ遅れている。自分はハザードマップ上で、大丈夫なエリアだと思っている人ほど被害に遭う。人間の想定は、しょせん、想定でしかなく、想定を信じてはいけないということだと感じました。

・行政が人を救う時代じゃない。これからは、行政主導の非難システムを見直すとき。「特別警報」が出たら、身の安全を守る行動を!と言われているけど、「特別警報」が出ていなかったら、安全だと、誤解してはならないということを教えていただきました。

・3号機はメルトダウンしているのに、放射線量が高すぎて近づけず、中で何が起こっているかさえも、確認できない状態であり、安倍首相が「アンダーコントロール」と言っていることは、本当に、「現状把握」ができていないのに、むしろ、現実を直視して、本気で解決しようと思っていないからなのではないか、という守田さんの意見に、納得しました。

・福島では「放射能を怖がるのはかっこ悪い」とさえ、言われ、放射能が身の回りにある生活に違和感を覚えず、日常を過ごしている人たちがいるという現実。0.61シーベルトという寝食をしてはいけない、18歳以下の若者は住んではいけないという「放射線管理区域」にいまも、普通に子どもたちが学校にむかったり、生活したりしている現状を知り、正しい事実・データを公開し、福島の方々には、残念かもしれないけれど、現実を理解してもらい、出来るだけ、身に起きている現状のリスクを知ってもらいたいと感じました。